日本郵政と日通が宅配便統合

郵政民営化で発足した「日本郵政」グループは、郵便事業の収益力強化に向けて、
物流大手の「日本通運」と宅配便事業を統合することで合意しました。

今回の事業統合によって、
最大手の「ヤマト運輸」「佐川急便」に続く、3位の宅配便会社が誕生します。
国内シェアも、20%近くになるようです。

10月1日の郵政民営化で発足した日本郵政グループと物流大手の日本通運
包括的な業務提携に向けて検討を進めることで合意し、その第1弾として、
まず宅配便事業を統合することになりました。

具体的には、来年10月をめどに共同で新会社を設立し、
日本郵政は「ゆうパック」、日本通運は「ペリカン便」のブランドで
それぞれ展開している宅配便事業を統合します。

今回の事業統合は、日本郵政の全国的なネットワークと日本通運の持つ
大都市間の物流網を生かして宅配便事業を強化するねらいがあります。

日本郵政と日本通運では、宅配便事業の統合を足がかりに、
海外の物流事業などの提携についてもさらに検討を進めていくそうです。

民営化された途端に業務統合とは、しっかりと準備をしていたようですね。
今後しばらくは、民営化された郵便局から目が離せそうにありません。